なぜ賛成?課題は?

子ども手当法案や高校授業料無償化法案になぜ賛成したのか?との質問を多く寄せられます。まず、全体的多数を持つ与党が公明党がそのまま反対しても法案は通ってしまう状況があったことは、みなさん御存じのとおりであります。しかし、あまりにも中身のないバラマキ法案をそのままとおしてしまったら、国民生活が案じ子育て支援をリードしてきた公明党としては、悔しさや呆れたところはあってようですが、現実的に修正をさせなければならないと考えたようです。最近、よく言われるのは直接給付だけでなく、小中学校の給食費や、耐震化の推進などに使ったらとのご意見があります。まったくその通りで子ども手当法案の修正に坂口元厚労相が広範な子育て支援をいれさせたのは、一つの成果と思ういます。また、高校授業料無償化についても、少子化における高校の競争からすると、私立高校の支援はどうなるのか?また、低所得者層の家庭の子どもさんが私立に行った場合など問題があると思います。
もともと、子育て世帯における格差は、扶養などの控除等により税制で是正策が行われていきました。これを廃止したことを憂慮するものです。子育て支援をもっと広範な策で進めていくことが大きな課題であるといわせてもらいたい。